最近、
青空文庫の作品が読めるアプリ「
Aozora Vol.1」が
App Store(要
iTunes)に登録されてたので購入してみた。・・・という訳で、iPhone 3G/iPod touch 用アプリ「
Aozora Vol.1」と、以前に入れていた「
Stanza」を比較してみる。
Aozora Vol.1Aozoraという名前だけあってネイティブに青空文庫に対応しているビューアーで、アプリデータ内に作品が収録されている為インストールしたら通信は不要。しかし青空文庫の全書籍ファイルから抜粋収録されているので収録されていない作品は読めないし、Vol.1 ともある様にアップデートにより作品が増えないであろうとも思う。アプリは有料で¥115ですが、著者13名の著作約1,000ファイルとボリュームがあり、それぞれの本を買うよりはかなりお得。
読みたい作品を選んだ時にデータ全てを読み出しているようでちょい待たせられますが、後は指やアイコンで表示をスクロールして快適に読み進められます。また途中で中断しても次に続きから読める機能もあり、横書き文章と(ルビ)に抵抗を持たないなら問題ないレベルだと思います。国産アプリなだけに今後アップデートなりで、縦書きサポートも望めるかもしれません。
ちなみに「
同 Vol.2」には海外作品著者79名の著作約60ファイルが収録されており、こちらも¥115です。
ルビが多いと読みづらいかも・・・Stanzaこちらは無料の汎用的な電子ブックリーダーで、ネイティブではありませんがひと手間かける事で青空文庫ビューアーにもなります。詳しい方法はアプリの
レビューに書いている方がおられますので割愛しますが、注意点としてPC/Mac版を起ち上げている事はもちろん、ダウンロードしたいxhtmlのウィンドウも開いたままの状態でないと見つけられずダウンロードできない様です。
作品がプリセットされている「Aozora」と違い、読みたい作品が無い時、または読みたい作品だけをその都度取り込めるし、大サイズの作品も時間は掛かるが読み込めるので使い勝手は良い。ページ単位で読み進めていくのも解りやすい。
実際に読むにあたっては中断再開機能はもちろん、フォントや文字サイズ・色の変更、横表示もできるので快適と思われる機能が満載ですが、設定の仕方に因っては読みづらくなる場合もあります。「Aozora」同様横書き文章と(ルビ)に抵抗を持たないならば、こちらも結構快適な読書環境が手に入ります。洋アプリなだけに今後のアップデートによる縦書きサポートを望まないならば良いかもしれません。
こんな長編も読めます